ロッテ「ZERO(ゼロ)チョコレート」は、砂糖ゼロ・糖類ゼロで作られているため、ダイエット中でも食べやすいイメージがあります。しかし、実際のところどうなの?太るのでは?と知りたい方もいるはずです。
ZEROチョコレートは、一般的なチョコレートよりカロリーや糖質が抑えられています。しかし、糖質制限中に適しているのか、血糖値への影響はどうなのかを正しく理解しておくことが大切です。また、糖類ゼロとはいえ糖質は含まれているため、食べ過ぎると太る可能性もあります。
この記事では、ゼロチョコレートのカロリーや糖質を一般的なチョコレートと比較しながら、ダイエット中でも太りにくい食べ方を解説します。
間食としての活用法や適量の目安も紹介するので、ゼロチョコレートを楽しみながらダイエットを続けたい方はぜひ参考にしてください。
- ロッテZEROチョコレートの特徴
- 各種類のカロリー・糖質など栄養成分
- 他のチョコレートとの栄養比較
- 血糖値と体脂肪の関係
- なぜ「ゼロチョコレートは太る」と言われるのか?
- ダイエット中のストレス対策としての活用法
- 1日の適量と目安(どのくらい食べても大丈夫?)
- 食べるおすすめのタイミング(食前や間食)
- ZEROチョコを食べるときの注意点
ゼロチョコレートは太るのか?
ロッテZEROチョコレートの特徴
ロッテZEROチョコレートは、砂糖ゼロ・糖類ゼロを特徴とするチョコレートです。
通常のチョコレートに含まれる砂糖を使用せず、代わりに糖アルコール(マルチトールやラクチトール)を用いることで、甘みを持たせています。これにより、血糖値の急上昇を抑えつつ、チョコレート本来の風味を楽しめるよう工夫されています。
また、カカオマスにはガーナ産やベネズエラ産の厳選されたカカオ豆を使用し、独自の加工技術によってまろやかな口どけを実現しています。ロッテは、ゼロシリーズ専用の乳原料を開発し、よりコクのある味わいを追求。これにより、砂糖を使わなくても満足感のあるチョコレートに仕上がっています。
ただし、「糖類ゼロ」であっても「糖質ゼロ」ではない点には注意が必要です。糖類は含まれないものの、糖質の一部である糖アルコールは使用されています。そのため、完全に糖質をカットした食品ではないことを理解しておく必要があります。
ゼロチョコレート各種類のカロリー・糖質など栄養成分
ロッテ「ZERO(ゼロ)」チョコレートは、現在5種類が販売されてます。
- ゼロ チョコレート
- ゼロ カカオ70%」
- ゼロ シュガーフリーチョコレートクリスプ
- ゼロ シュガーフリーチョコレート
- ゼロ チョコレート<袋>
これらのカロリーや糖質など栄養成分を表にまとめました。
ゼロ | ゼロ<カカオ70%> | ゼロ シュガーフリーチョコレートクリスプ | ゼロ シュガーフリーチョコレート | ゼロ <袋> | |
---|---|---|---|---|---|
容量 | 1箱50gあたり (1本10g) | 1箱50gあたり (1本10g) | 1袋28gあたり | 1袋40gあたり | 84gあたり (1粒あたり) |
エネルギー | 240kcal (48kcal) | 260kcal (52kcal) | 130kcal | 193kcal | 420kcal (20kcal) |
たんぱく質 | 4.0g (0.8g) | 5.0g (1.0g) | 2.1g | 3.2g | 6.93g (0.33g) |
脂質 | 20.0g (4.0g) | 22.0g (4.4g) | 9.0g | 15.8g | 33.6g (1.6g) |
炭水化物 | 25.5g (5.0g) | 21.5g (4.3g) | 16.3g | 20.1g | 44.1g (2.1g) |
糖質 | 20.0g (4.0g) | 15.5g (3.1g) | 13.5g | 15.9g | 33.6g (1.6g) |
糖類 | 0g (0g) | 0g (0g) | 0g | 0g | 0g (0g) |
食物繊維 | 5.0g (1.0g) | 6.5g (1.3g) | 2.7g | 4.2g | 8.4g (0.4g) |
食塩相当量 | 0.055g (0.011g) | 0.02g (0.004g) | 0.11g | 0.04g | 0.015g (0.005g) |
他のチョコレートとの栄養比較
ロッテZEROチョコレートは、一般的なミルクチョコレートと比べてカロリーや糖質が抑えられていることが特徴です。例えば、以下のような栄養比較があります。
10gあたり | ロッテZEROチョコ | 某ミルクチョコ |
---|---|---|
カロリー | 48kcal | 56kcal |
糖質 | 4.0g | 4.9g |
糖類 | 0g | 4.7g |
脂質 | 4.0g | 3.6g |
この比較から分かるように、ロッテZEROチョコレートは砂糖を使用していない分、糖類はゼロですが、糖質そのものは含まれています。また、脂質に関しては一般的なミルクチョコレートよりやや高めになっていることが特徴です。
糖アルコールは消化吸収されにくい成分のため、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できますが、一方で消化に負担がかかる場合もあります。特に、大量に摂取するとお腹がゆるくなることがあるため、適量を意識することが大切です。
血糖値と体脂肪の関係
血糖値と体脂肪の関係は、ダイエットや健康管理を考える上で重要なポイントです。特に、糖質を多く含む食品を摂取すると血糖値が急上昇し、それに伴いインスリンが分泌されます。
インスリンは血中の糖を細胞に取り込む働きがありますが、余剰な糖がある場合、それを脂肪として蓄積する作用も持っています。つまり、血糖値が急激に上がる食品を頻繁に摂ると、体脂肪が増えやすくなるのです。
ロッテZEROチョコレートは砂糖ゼロ・糖類ゼロですが、糖アルコール(マルチトールやラクチトール)が含まれています。
糖アルコールは一般的な砂糖に比べて血糖値を上げにくい特徴がありますが、完全に影響がないわけではありません。
消化吸収の速度がゆるやかであるため、血糖値の上昇は抑えられるものの、大量に摂取すればカロリーや糖質の影響を受ける可能性はあります。
なぜ「ゼロチョコは太る」と言われるのか?
ロッテZEROチョコレートは「砂糖ゼロ・糖類ゼロ」ですが、「太る可能性がある」と言われることもあります。
その理由として、主に以下の3つが挙げられます。
1.カロリーがゼロではない
砂糖を使用していないため、一般的なチョコレートよりカロリーは抑えられていますが、それでも1本(10g)あたり48kcalのエネルギーがあります。
特に脂質が高めなため、食べ過ぎるとカロリーオーバーにつながる可能性があります。
2.糖質は含まれている
前述の通り、ロッテZEROチョコレートは「糖類ゼロ」ですが、「糖質ゼロ」ではありません。
糖アルコール(マルチトールなど)は、血糖値の上昇を抑える働きがありますが、それでも摂取カロリーとして体に影響を及ぼします。そのため、過剰に食べるとエネルギー摂取量が増え、結果として太る要因になり得ます。
3.食べ過ぎによる間接的な影響
「砂糖ゼロだから太らない」と考え、つい多く食べてしまうことが問題になるケースもあります。
たとえ低糖質・低カロリーであっても、大量に食べればカロリーの蓄積につながります。特に間食として取り入れる際は、1日2〜3本程度を目安にし、食べ過ぎを防ぐことが重要です。
このように、ロッテZEROチョコレート自体は通常のチョコレートよりもカロリーや糖質が抑えられているものの、「ゼロ=太らない」とは言い切れません。適量を守りながら、バランスよく楽しむことが大切です。
ゼロチョコレートで太ることを回避する食べ方
ダイエット中のストレス対策としての活用法
ダイエット中は食事制限によるストレスがつきものです。特に甘いものを控えていると、無性にチョコレートを食べたくなることもあるでしょう。そこで、ロッテZEROチョコレートを上手に取り入れることで、ストレスを軽減しながらダイエットを続けることが可能になります。
ZEROチョコレートの魅力は、砂糖ゼロ・糖類ゼロでありながら甘みをしっかり感じられる点です。一般的なチョコレートと比較すると、糖質やカロリーが抑えられているため、「甘いものを食べる罪悪感」を減らしながら満足感を得ることができます。これにより、食事制限によるストレスを軽減し、暴飲暴食を防ぐことにもつながります。
ただし、チョコレートだからといって無制限に食べてしまうとカロリーオーバーになりかねません。適量を意識しながら、食べる回数やタイミングを工夫することが大切です。
1日の適量と目安(どのくらい食べても大丈夫?)
ロッテZEROチョコレートは、一般的なミルクチョコレートよりもカロリーや糖質が低めですが、食べ過ぎればエネルギー過多につながる可能性があります。では、1日あたりどのくらいの量が適切なのでしょうか?
目安として、1日2〜3本(約20〜30g)までが適量とされています。
これは、糖質制限ダイエットにおいて、おやつとして摂取できる糖質の目安が1日約10gと言われているためです。ロッテZEROチョコレートは1本(10g)あたり約4gの糖質を含むため、3本食べると糖質量は12gとなり、適度な範囲に収まります。
ただし、他の食事からの糖質摂取量も考慮する必要があります。特に炭水化物を多く摂る食事と組み合わせると、糖質の合計量が増えるため、全体のバランスを見ながら調整することが大切です。
また、1度にまとめて食べるよりも、数回に分けて食べることで満足感を持続させやすくなるため、間食のタイミングを工夫するのもおすすめです。
食べるおすすめのタイミング(食前や間食)
ロッテZEROチョコレートを食べるタイミングは、ダイエットの目的によって異なります。血糖値の上昇を抑えたり、空腹感をコントロールしたりするには、適切なタイミングで摂取することが重要です。
おすすめのタイミング
おすすめのタイミングは、以下の3パターンです。
1.食前に食べる
食事の前にチョコレートを少量食べると、カカオポリフェノールや食物繊維の影響で血糖値の上昇を抑える働きが期待できます。
食事での急激なインスリン分泌を抑え、脂肪の蓄積を防ぐ助けになります。特に、炭水化物が多い食事をとる場合は、事前にチョコを少し食べることで血糖値の急上昇を抑える効果があるとされています。
2.15時のおやつとして
午後の小腹が空く時間帯に少量のZEROチョコレートを食べると、間食欲を満たしつつ、次の食事のドカ食いを防ぐことができます。特に、カフェインを含むコーヒーや紅茶と一緒に摂ると、満足感が増して少量でも満たされやすくなります。
3.運動前やトレーニング後
カカオに含まれるポリフェノールは血流を良くし、運動パフォーマンスの向上にも役立つとされています。運動前に少量摂ることで、エネルギー補給としての役割を果たし、運動後に食べることで筋肉の回復をサポートすることもできます。
夜遅くは避けたいタイミング
一方で、夜遅くの摂取は避けた方が良いでしょう。就寝前にチョコレートを食べると、カロリー消費が追いつかず、脂肪として蓄積されやすくなる可能性があります。
特に脂質が多いため、消化に時間がかかることもあり、胃腸への負担が増えることも考えられます。
ZEROチョコを食べるときの注意点
ロッテZEROチョコレートは、通常のチョコレートよりも糖質やカロリーが控えめであり、ダイエット中でも食べやすいお菓子です。
しかし、適切に摂取しないと、思わぬデメリットが生じることもあります。以下の点に注意しながら取り入れましょう。
1.食べ過ぎに注意
「砂糖ゼロだから太らない」と思い込み、大量に食べるのは避けましょう。脂質は一般的なチョコレートと同等かやや高めであり、摂取カロリーが増えるとダイエットの妨げになります。目安量(1日2〜3本)を守ることが大切です。
2.お腹がゆるくなる可能性
ロッテZEROチョコレートには、糖アルコール(マルチトールやラクチトール)が含まれています。
糖アルコールは体内で消化・吸収されにくく、一度に大量に摂取すると腸内で発酵し、お腹が緩くなることがあります。特に、体質によっては少量でも影響を受ける人もいるため、最初は少量から試すと良いでしょう。
3.他の食事とのバランスを考える
ゼロチョコレートを食べるからといって、他の糖質や脂質を気にせず摂取してしまうと、結果的にカロリーオーバーになりかねません。食事全体のバランスを考え、必要以上のエネルギー摂取にならないよう気をつけましょう。
4.適切なタイミングで食べる
前述の通り、夜遅くの摂取は避けることが望ましいです。また、食事の代わりにチョコレートを食べるのではなく、あくまでも補助的に活用することがポイントです。
ゼロチョコレートは太るのか?まとめ
ロッテ「ZERO(ゼロ)チョコレートは砂糖ゼロ・糖類ゼロで作られた商品。カロリーや糖質は一般的なチョコレートより低めですが、糖質ゼロではないため食べ過ぎには注意が必要です。
ゼロチョコレートに含まれる糖アルコールは血糖値の急上昇を抑える効果がありますが、完全に影響をゼロにするわけではありません。また、脂質はやや高めのため、大量に食べるとカロリーオーバーにつながる可能性があります。
ダイエット中に取り入れる場合は、1日2〜3本(約20〜30g)を目安にし、食前や15時のおやつとして摂るのがおすすめです。適量を守れば、甘いものを楽しみながらダイエットのストレスを軽減できます。
食事全体のバランスを意識しながら、上手に活用していきましょう。